京極堂日記 その1

京極夏彦と言えば、同人界ではもちろん、日本人なら誰でも一度は耳にした事のある作家ではないでしょうか?
そう。妖怪シリーズ(京極堂シリーズ)の作者にして、数年前、夏コミ当日に放送された「ゲゲゲの鬼太郎」に「一刻堂 役」として声の出演もされた、やたらと厚い小説を書く人気作家先生ですよ。
直木賞作家である事はヲタクには結構どうでも良い)
 
その京極をね? 読んでみたいと言う方がいらっしゃるので、彼のファンを長年やっているグミ子の相方に
京極堂シリーズを読みたいという腐女子(Hさんゴメン!)には、何からおすすめすると良い?」
とメールしたら、17分後に以下の内容が届きました。。。
 
「そりゃあモチロン第1作の「姑獲鳥の夏」[うぶめのなつ]でしょう!
これ基礎だから。これ読まないと始まんないから!関口くん(この話だと主人公)と京極堂(本名、中禅寺秋彦、影の主役)のなれそめ?から今に至る関係が書いてあって萌え!関口くんがかわいくて〜!!
嵐のなか、京極堂に助けを求めるシーンは必見です!マジでドラマみたいに場面が浮かぶの!絵が見えるカンジ!
…まぁ、こんなカンジでアタマの悪い25歳がオススメしてたと伝えていただければ…」
 
編集ナシで、コレ(↑)がそのまんま送られてきました。
「姑獲鳥」が正確に打ってある事や、普段、女子高生並の速さで携帯メールを打つ彼女が17分もかけて返信している事から、ちゃんと己の蔵書の中からあの分厚い本を引っ張り出して正確に萌え要素を伝えてくれたのが分かります。
ありがとう。 プロ(?)のご意見、参考になります。
夜遅くにごめんな。
 
ちなみに、彼女は昔、夢でマトリックスのネオやスミスのような黒服+サングラスの外人に追いかけられ、たまらず
「助けて!京極堂ー!!」
と叫んだ事があるそうです。その逸話を聞かされていた為、グミ子の中では「京極堂=ヒーロー」のイメージがあり、某DDS系RPGの主人公の名前に使わせて頂いたりもしました。
 
と、言うワケで、Hサメさ〜ん! 見てますか〜!?
てか、これ読んだら グミ子も読みたくなって、今日帰りに買っちゃいましたよ!
古本屋に1冊だけあったの!しかも、文庫版の第1版で、1998年発行!黄ばんでるー!
巻末に載せられている当時の講談社の既刊のリストには
オスマン・サンコン著 大地の教え」なんてのもあって時代を感じます。(てか、本出してたんだー!?)